2015年9月22日 芦別岳(1,726m)
何時か一人で来なければならないと思っていた。今年の山登りの時期も、もうお終いだ。
気力、体力、脚力、全て不調だが、行けるところまで行こうと来てしまった。
6時26分、記帳する。思ったより早く、登山口まで来ることができた。
自分のペースだと、登り5時間、下り4時間の検討をつけて来た。12時まで頂上に着かなければ下山するつもりだった。
そもそも、長くの時間を歩き続けれるか、不安一杯。
呻吟坂。序曲だとか負けるなとか書いてある。
確かにきつい。
前に通った時は、下りで暗かったので、こんなに傾斜があるとは思わなかった。
7時50分、見晴台へ到着。途中で休みたかったが、いい感じの所がなく、ここで休憩。
この辺から、後から来る人に、ドンドン追い抜かれる。
ここから、鴬谷まで600mと書かれている。
8時6分頃。うっそうとした感じから解放される。
葉が色付き始め、朝日の中、なんともすがすがしい。
この辺は、気持ち良く歩いた。
8時42分。鴬谷に到着。10分ほど休むことにする。
半面山まで、1,100mと書いてある。
結構な距離だと思う。
気持ちの良い場所もあるが、登りに入るたびに、疲労が蓄積。
撤退もあるかと思い始める。
9時42分、半面山へ到着。
広い広場。眼下に町が見える。
敷物を出して、腰を落ち着ける。
森林パトロールの方が、栄養補給ジェルみたいのを飲んでいた。疲れて、話しかける気力もなし。
半面山から進むと、雪峰山と芦別岳が見えた。
雪峰山の登山道が見える。
あまりにも遠く見え、気がめいる。
屏風岩。
沼地は、今までの雨のせいか、水たまりが大きくなっていた。
下山して来た人が、左側の笹藪に入り、水たまりを大きく迂回して来るのがわかった。
真似して通ってみると、笹の中に隠れてはいるが、道が出来ていた。
だらだらと雪峰山を登る。
登山道の折り返しに着くたび、一呼吸する。
気が付くと、大分登って来ている。
半面山方を振り返る。
10時49分。やっとのことで、雪峰山に到着。
大きな岩の塊に腰を落ち着ける。
一杯休もうと思う。
11時少し前。帰りのことを思うと、ここで引き返そうかと考えた。
後から来た、オジサンが、芦別岳を目指した。
自分も、行けるところまでと思い、腰を上げる。
雪峰山を下る。ちょっと登って、稜線上にでる。芦別岳が遠く見える。いよいよ、戻ろうかと思っていると、下山して来る人たちが来た。
ここから、どの位で頂上まで行けそうか尋ねる。あと30分位の話。そんないきつい登りでないから大丈夫ともいう。
帰りが心配だが、行ってみる気になった。
休み休み登り、一呼吸してから岩をよじ登り、11時40分、やっと頂上に着く。
登山口から、5時間20分かかった。
小耳に聞く話では、4時間前後で登っているようなので、自分は5時間位かと思っていたが、甘かった。そして、足がガタガタ。
旧道方面。
頂上は、風が強く、結構寒い。
上に一枚羽織り、食事を摂る。
時間があるので、頂上で疲れがとれるかと思った。
雲の動きが激しい。
急にガスがかかったり、消えたりする。
ポントナシベツ岳方面。
着いた時には、綺麗に見えて、夕張岳も見えていたのだが、気が付くともう見えない。
ガスで隠れたかと思うと、すっと出てきたりする。
雪峰山方面。
寒いので、12時ちょっと前に下山開始。
鴬谷までいいペースで下りる。
ここから、3.6キロ。一緒に休んだ人たちは、1時間で下るという。
自分は無理。
14時になったので、下山スタート。
途中休み休み、ゆっくり下山。が、気持ちは、早く着かないかと、そればかり。スマホGPSのスイッチを鴬谷で入れた。進み具合を見るのが楽しみになる。
15時45分。登山ゲートが見えて、あと1分かからない位。
倒木に腰掛け、ゲートを見ながら一服。
9月23日 シルバーウイークももう終わり寂しい。自分には芦別岳は荷が重い。 管理人