2013年9月29日 雷電山(1,211m)

朝日温泉
目覚ましの音で目が覚めた。どうやら良く眠れたらしい。明るくなるのを待ちながら、パンをかじり昨日買った缶コーヒーを飲む。

ナビに従い、朝日温泉を目指すが、この道で合っているのかと思いながら進む。
 
登山口
建物を見ると、休館しているようだったので、多分、温泉の駐車場だろうと思われる所に車を止める。

さて、旅館横の橋をおそるおそる渡り、6時21分、登山口の看板を通り過ぎる。
 
 
ロープ場
やはり、太ももが軽い筋肉痛。足が持つかとゆっくり進む。2日続けて登るのは初めてのことだ。
デジカメの電池を気にしているせいもあるが、特に撮るべきものもなく、淡々と進む。
この日、登ったのは自分だけだったようだ。
 
 
天狗岩
7時20分、天狗岩に到着。この手前で一度休んでいるので通り過ぎる。
急な登りに変わって直ぐに岩場があったので、そこで休んだ。雨は降りそうも無かったが、風が少しあり寒かったので、一枚そこで羽織った。
 
尾根
天狗岩を過ぎると視界が開けた。昨日の黒松内岳より秋の訪れを感じさせる。
しかしながら、登山道をまたぐ、はえ松の幹やら、笹で歩きにくい。
 
1154mピーク
中山の看板が倒れていて気づかず通り過ぎる。
前方を見ると、雲で覆われている。
何度か、上り下りをしたので、1154mが雷電山だと思い込み進む。

視界の開けた、尾根上を歩くのは気持ちが良い。

 
1154mピーク 
今も、登っている時もピンと来ていないのだが、雷電山だと思っていたのに、一向に頂上に向かわず、トラバース気味に歩いている。
変だと思い、地形図を取り出す。雷電山はまだ向こうだ。
自分の足でこんなに早く着く訳がない。
 
前雷電前
地形図を見ると、なだらかな登山道のようだ。気を取り直し進む。1154mピークを過ぎてからは、低木や笹で歩きにくく、視界も聞かない。
それでももう少しだろうと進む。
 
前雷電
ガーン。前雷電だ。なだらかな登山道を登りきるとゴールだと思っていたのに。
ここで一休み。地形図を見直す。ピークを一つ見誤っていた。時計を見ると、9時50分。10時頃、頂上の予定だったので少し焦る。帰りも、登り返しが多く、同じ時間がかかると踏んでいたからだ。
それでも、頂上までもう少しのようだ。
 
頂上
平坦に感じるほどの登山道を進むと、ちょっとした広場に何やら人工物が立っていた。あっけない頂上到着だった。
しかも、周りは全く見えない。楽しみにしていた、目国内岳が見えない。
  
 
 
頂上看板
10時20分、頂上到着。本当に感動も何もなく、あっけなく着いた頂上。
少し休んだ方がいいと思い、三角点に腰を下ろす。
コーヒーとパンをかじる。珍しくお腹が空いた。
足は何とか帰りまで持ちそうだ。

10時30分、家までの帰る時間が気になり、下山開始。
 
下山中
帰りは、思っていたより、早く降りることができた。ロープ場もあり、時間が稼げたのかも知れない。丁度良い斜度なのか、ペースが上がり、自制したりもする。
 
下山中
下るにつれ、天気が良くなってくる。汗が酷いので、アウターを脱ぐ。
ところ処に見える紅葉が綺麗だ。
こうした視界の開けているところを歩くのは楽しい。
 
中山
12時12分、登る時には気付かなかった中山の看板。倒れていた。ここからの景色が良かった。
先も見えてきたし、結局、ここで一番休んだ。


 
中山から
中山で腰を落ち着け、1154mピーク方向をを見る。今は、その姿がはっきり分かる。
分からないのは、どこが雷電山かということだ。
右の手の平ぽいのがそうかなぁ。
 
 
こっくり湖
コックリ湖もよく見えた。帰り道のこの辺まではいい感じだった。
ここまで来たら、登山口までもう少し。足も無事持ちそうだと安心する。
 
露天風呂
13時13分、登山口に到着。露天風呂を見てみる。川の向こうにあった。
旅館の前に回ると、車が止まっていた。休館していなかたと思い、駐車場を使わせて頂いたお礼も兼ねて温泉に浸かってから帰ろうと思った。
玄関を開けて、その旨をいうと、閉館中で、温泉はやっていないと言われた。しばし考えてから、オーナーさんが、自分が入るつもりで溜めた湯船でよければどうぞ、と言ってくれた。
 
旅館裏
白濁した如何にも秘湯といった趣のお湯と湯船。気持ちよく使わせて頂いた。お礼を言い、料金を支払おうとすると、受け取れないと言う。それでは申し訳ないので、途中で採ったボリボリを渡した。
話を聞くと、H22年の集中豪雨で、川が決壊し、床上浸水したそうだ。少しずつ直してはいるものの、何時再開できるか目途が立たないそうだ。
早期に再開が出来ることを祈って、温泉を後にした。
 

こうして、40代最後の休日を過ごした。雷電山は天気に恵まれず残念だったが、朝日温泉にも入ることができて、いい思い出ができた。振り返ると、墓地の直ぐそばの道の駅というのも、それはそれで良かった。
 
10月1日 思ったより、足の筋肉痛が弱くうれしい管理人。
ヨロヨロ山岳倶楽部
 
 
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