2013年8月17日 十勝幌尻岳(1,846m)


8時39分、記帳をして出発。

忘れ物を実家に忘れて戻ったり、勘違いから道を誤ったりして予定より1時間ほど遅れて登山口に着いた。



午後から晴れる予報を信じて進む。時折、ポツリポツリと雨が降る。
風は無く、湿度が高い。メガネが曇り、良く見えず不快だ。体も汗でびっしょり。雨が降っても、このままで行こうかと思う。

鬱蒼とした中を歩くが、川沿いを歩くので、いくらか明るく良く感じる。晴れていれば気持ちが良いのかもしれない。

ロープ場もあったが、気をつければ問題なく進むことができた。

9時44分、ポロシリ岳熊公一同の看板に着く。「いらっしゃい ようこそ ポロシリ岳熊公一同」と書いてあるはずだが、もうよく読めなくなっていた。
看板を見て尾根に取り付いたのだと、これからの急登を覚悟する。


単調な登りが2時間続くと聞いていたので、気長に休み休み登る。始めのトラバース気味の登山道を終えると、キツイ登りが続いた。直登に入ってからも、数箇所、平坦な所を通るが肩に着くまで油断してはいけない。

キノコがたくさん出ていた。ボリボリは真っ黒になったものばかりだ。朝晩はかなり冷えるのかもしれない。

12時10分、尾根を少しの間進み、回り込むとやっと頂上が見えた。
天気も悪いせいか、全然写真を撮っていない。撮るべきところも無かった気がする。
ここで、下山する2組とすれ違う。これで、間違いなく頂上は自分一人だ。

風が強くなりそして冷たい。火照った体に気持ちが良く感じていたのが寒く感じるようになる。
頂上がどんどん近づくので張り合いがでる。

12時22分、自分の予定通りの時間で到着。よく皆さんは3時間ちょいで登るなと感心する。
帰り道なんて、自分で自分を褒めたいくらい、よくここを登って来たと思ってしまう位だった。

全く周りが見えないということもなく、良かったと言えば良かったのだが、なぜか感動が薄い。
寒さのせいだろうか、帰りの時間が気になるせいなのか、はたまた、雨が降ることを警戒しているからなのだろうか。



去年のお盆に登りたいと計画していたが、天気が悪く行けなかった。今年は、雨さえ降らなければ登ろうと思っていた。
冷たいコーヒーとパンをかじる。コーヒーは美味しかったが、食欲がなかった。せめて、一服をしてから降りようと思い、火をつけるが寒い。

多分、札内岳は見えていない。

南側方面。岩内岳とその奥に少し見える。
寒いので、上に一枚羽織ろうか迷った挙句、直ぐ降りることにした。
12時34分、下山開始。下りは早い。尾根まで降りると風は止み、湿気が戻り、汗が噴出す。

何も撮るものが無かったので、コケを撮る。そして、ちょっと良さそうなボリボリも採る。

適当に休みながら、15時32分、濡れるほどの雨にも当たらず無事下山。

スパッツはドロドロだった。
せっかく登山で体重が落ちたのに、実家で食べ過ぎて、プラス1キロで家に着いた。  8月19日 山は既に秋だと思う管理人
ヨロヨロ山岳倶楽部
inserted by FC2 system