2013年6月30日 白樺山(950m)シャクナゲ岳(1,074m)


7時44分、記帳をして入山。
新見温泉を過ぎると、たくさんの竹の子狩りの車が止まっていて、駐車場が気になる。駐車場へ着くと、バスが止まっているのが見える。あせったが、運良く一台分の駐車スペースがあった。

 

翌日の新聞で、目国内岳に登る22名の一行の内、一人が滑落してヘリで救助されたらしいこと知った。新聞で見たところ、登り始めの時間が違うので、このバスではないようだが、他人事と考えず、自分達も気を付けなければと思った。

 

笹畑を過ぎると、周りが開け、登山らしい雰囲気になった。

今回驚いたのは、駐車場で車から降りると、演歌がガンガン鳴らされていた。昨晩から竹の子狩りに来ていた一行だ。まるで観光地にでも来ているかのような感じがした。

アカモノがいたるところで咲いていた。
 

まだ、演歌とか竹の子狩りの人たちが鳴らしている、サイレンの音が聞こえる。

エゾカンゾウが、綺麗に咲いていた。目立つ花だ。

風も強く無く、気温も丁度良い感じだが、目指す白樺山の方は、雲がかかっている。
 

終わりかけの、シラネアオイを見た。今年初めて見る気がした。
末さんは今日も調子が良いようで、先に進んでいる。
天気が良くなる予感がする。

 

岩場まで来ると、ミヤマアズマギクがたくさん咲いていた。紫の花が素敵だ。
なかなか良い所だ。

途中、ハクサンチドリがチラホラと、チシマフウロやエゾイチゲがたくさん咲いていた。
 

8時30分、白樺岳に到着。
丁度良いと思っていた気温が、冷たい風で、寒く感じる。

岩をよじ登り、頂上へ向かう。
 

白樺山の頂上から見る景色は、雲で良く見えなかった。かろうじて、目国内岳が見える位だった。

帰りに寄った時には、すっかり晴れ渡っていて、良く周りが見えた。数組が景色を楽しんでいた。ただ、風が強くなっていて、冷たかった。



 


白樺山で少し休み出発。今日もいい日に来たようだ。

行き先に雲がかかっているのもこれはこれで良く感じる。
 

上り下りがあったので、帰りも同じくらいの時間がかかるだろうと思った。

途中下ったところで、笹畑があった。さすがにここまでは竹の子狩りには来ないだろう。


 

9時40分、やっとシャクナゲ沼が見えてきた。
ここまで特別キツイ上り下りが続いたわけではないのだが何か疲れる。暑かったせいかもしれない。

 

9時56分、シャクナゲ沼へ到着。目国内岳をバックに写真を撮ることを忘れた。
シャクナゲ沼は、水量が多いようで、登山道が無くなっていた。地図を広げ、方向を確認してから、沼の横の藪に入る。ピンクテープもあったが、藪に入ってから、どこか分からなくなり、末さんに指示を仰ぐ。
あっちにも、テープがあるぞ!というので行ってみたら・・・
 

タニウツギの花だった・・・。

 

沼から、大きな岩がゴロゴロある枯れ沢風のところを登っていくと、やがて残雪に出た。
神仙沼からのコースも分かった。



 

いよいよ最後の登り。両手も使い、岩をよじ登る。これが結構疲れる。
登りきり、平坦な登山道を少し進むと頂上だった。


 

10時25分、シャクナゲ岳の頂上へ到着。
すっかり晴れ渡り、目国内岳が良く見える。
ゆっくりしようと、腰を落ち着ける。
今日は、ポットに冷たい市販のコーヒーを入れてきた。甘くて冷たく美味しい。

 

羊蹄山方向を見て休んだり、目国内岳方向を見て休んだりした。
ちょっとすると、神仙沼ルートから来たという、男女が登って来た。
末さんは二人と会話を少し交わした。
11時ちょっと過ぎに下山開始。

 

頂上直ぐ下の岩場で一人とすれ違った。昨日、仲間と登る予定だったらしいが、日にちを間違えて行きそびれたらしい。
沼の所でも、どう進んで良いか思案している3人組に出合った。藪の中を進むと、ピンクテープが見えると教えた。
背中越しに、女性のキャーとか濡れたとかの声が聞こえた。

 

帰りは、良く風が当たる所で休んだり、竹の子を取ったりしながらゆっくり戻った。

白樺山でも休んだ。もう、演歌は聞こえない。竹の子狩りの人は皆、帰ったのだと思った。
 

帰る途中、竹の子でパンパンになったリュックを背負って休んでるグループと出会う。今年は当たり年だと言っていた。それにしても、重そうで下山できるか心配になった。

そうして、14時14分、無事下山。今日もいい日だった。
 
帰り道に、登山口まであと10分と言う所で、泥で滑って転んでしまった。翌日ぶったのか捻ったのか体が痛かった。反省会で取った竹の子を末さんが食べたいというので、急いで皮をむき茹でた。そのせいで、親指の先も次の日痛かった。  7月2日
 7月は用事があり何回行けるかと思う管理人
ヨロヨロ山岳倶楽部

 
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